ヨガ初心者に自宅での独学ヨガをオススメするわけは、ヨガはライフスタイルに合わせて行うのが一番効果的だからです。
そのためには、実際に何を学び、何を期待し、具体的にどんな方法でヨガを自分の生活の一部に採り入れ、どんな手順で効果を身につけることができるかについて学ぶ必要があります。
すべてはあなたの意欲と能力にかかっているのですが、この記事では独学のためのオススメのやり方をご紹介します。
ヨガ初心者が自宅で独学で学べる方法
ヨガ初心者のあなたが自宅で独学でヨガを身につけようとするには、実際に何を学び、何を期待し、具体的にどんな方法でヨガを自分の生活の一部に採り入れ、どんな手順で効果を身につけることができるかについて興味をもつことです。
あなたが自宅で独学で学べる方法に、忠実に規則正しく実行したときには、肉体的、精神的、情緒的な健康全般にわたり、より大きく、より深い内的調和と満足、それに潜在能力の開発などの完成することが容易に可能になっていることでしょう。
ヨガから何を学び、何を引きだすかは、まず第一にあなたの意欲と能力にかかっています。
あなたがヨガを独学で学ぶために必要なあらゆる助言と素材を含んだ方法ですから、全部行う必要はありません。
あなたなはあなたの良識と正しい判断を働かせて、実行できる実技とあなたの体に合った実技を行ってください。
ヨガのアーサナ(ポーズ)の3つの重要なこと
ヨガのアーサナ(ポーズ)をとおして感じたこと、あなたに合ったポーズは何かをつかんでください。
そのために大切なことは次の3つです。
1.完全な精神集中
2.完全な意識の働かせ方
3.ポーズや動作とぴったり合った呼吸法つまりリズム
あなたはヨガのアーサナつまりポーズに関する約80の技法と実技を覚えることになります。
大部分は伝統的なアーサナかその変型ですが、最初はヨガ全般に対する準備的技法も入っていますが、容易なものもあれば、少し高度なものも入っています。
これらのアーサナつまりポーズは体を強化し、身のこなしを自然に敏活にし、優稚にし、体の各部分が相互にどんな働きをし合っているかを意識させてくれます。
あなたが覚える実技の数が重要なのではなくて、効果的で、楽しく、しかも正しく行われる全般的な流れを覚えることが大切です。
ヨガの呼吸法ープーラナヤーマ
ヨガの呼吸法は、呼吸のコントロールをとおしてエネルギーをコントロールし、貯えるヨガの方法、プーラナヤーマです。
すばらしいヨガの完全呼吸法の中で、生命力を増大させる方法を指示するやさしく、しかも科学的な8段階の呼吸法を習うことになります。
体内を浄化し、活力を増強する“ふいご”の呼吸法と神経組織を調和させ、心を静める“交互呼吸法”も入っています。
ヨガは体のどの部分もおろそかにしません
トラタカはヨガの目の保養と訓練で、あなたの目をさわやかにし、健康にし、自然に機能を高める働きがあります。
アーサナの自然なマッサージ効果と体の伸ばし以外に、特に内臓のすべての器官をマッサージ、刺激を与えることを目的にした実技も覚えることになります。
鼻腔を浄化、刺激し、病気に対する抵抗力を増す技法の入っている教程もあります。
ヨガは舌と口の保健法も教えてくれます。
リラクゼーションは、現代の人びとに有益かつ必要なヨガの技法であると思います。
ヨガでリラックスすることは、緊張をなくしてくつろぐこと、楽にしていること、生き生きして意識がはっきりしていること、生命とエネルギーで体を充満することを意味します。
精神集中と瞑想の練習
神経エネルギーの消費を最少にし、より多くの精神力、集中力をじょじょに高める技法も説明いたします。
根気よく、ゆっくり、規則的に努力を続け、あなたの正しい判断を加え、時間をかければ、あなたに対する自然な効果は、内的意識を拡大し、情緒的精神的自由を拡大し、自分の生活と周囲の環境に対し、平和と個人的満足を強めることになるに違いありません。
意識の使い方と瞑想の実技
あなたが何をしていても、どこにいても、誰といても、静かに、ひとりでいるときでも、日中の合い間でもできます。
一度この可能性がわかると、退屈を感じることはありませんが、これはすぐれた結果のひとつに過ぎません。
意識の使い方と瞑想の実技は、数日や数週間ではっきり覚えるわけにはゆきませんが、できるだけ早い時期に、できるだけ回数多く試み、ときどき復習してください。
これらの実技については、全部実際にやってみて、充分に把握し、好みのリラクセーションを行います。
そうすればいつでも行える、あなた独白のヨガの瞑想法を作りあげることができます。
体内に摂取するものがあなたを維持し、養い、エネルギーを与え、生き続けさせてくれます。
それはあなたの情緒と思想にも影響を与えます。
したがって口を経過して体内に採り入れるものは、バランスのとれた、肉体的、精神的、情緒的な健康に大きな影響を与えますので、ヨガは食事法を重要視しています。
生の食物、菜食、断食にも言及します。
合理的な食事法と食習慣はあなたを若かわかしくし、あなたに合った自然なバランスのとれたスラリとした体にし、スタミナをつけます。
簡素な食物がいかにすばらしく楽しいものであるか分かると思います。
ヨガの独習を実際に行っているうちに自分独自の方法がつかめるようになります。
時間と労力を浪費しないで最良の結果が得られるヒントもえられます。
ヨガの実技を行う時間
ヨガの実技を行う時間は、自分で選択してください。
私は早朝をおすすめします。
この時間は昔からヨガと瞑想によい時間とされてきましたし、いろいろな観点から理想的な時間といえます。
初期の段階では、大して問題ではありませんが、上達するにつれて、少なくとも特定の実技には朝の時間がよいことがわかってきます。
理想的にいえば、朝おきてから腹を活動させる習慣をつけるべきでしょう。
口、歯、顔を洗って、完全に目が覚めてから、30分ないし1時間ヨガの練習を始めます。
もし10~15分しかないときは、坐って心を落ち着け、短い練習を行いますが、急いで行ってはいけません。
日中、あるいは夕方にも行うことができます。
もし夜練習する場合は、軽い夕食をとり、少し時間を置いてから始めてください。
食後何時間がよいかについて明確に規定することはできません。
食後2~3時間がよいといっている先生もいますが、私は意味がないと思います。
あなたの食事の量、消化吸収の程度その他のことによって変わってきます。
あなた自身にたずね、あなたの感じを調べる方がよいと思いますが、空腹時に限ります。
ただしあまり空腹感がひどい場合は、精神集中できなくなります。
その時は小さなコップいっぱい程度のフルーツ・ジュースか、少量の果物を摂取し、少し時間を置いてから始めてください。
練習のあとすぐに、量のある食事を取ることは控えてください。
しばらく待ってから食事を始める、
できればフルーツ・ジュースか季節の果物から食事を始めた方がよいでしょう。
食事をする前に30分ないしそれ以上の時間が経ってから、重い食事でなく軽い食事をするのが好ましいことです。
ヨガを進めてゆくにしたがって、この感じがわかってきます。
ヨガの修練にしたがって間違った習慣、好ましくない習慣を直すようになります。
最初のうちは熱心なあまり、たくさんの実技を練習し、一生懸命勉強すると思います。
しかし、前にも記述しましたが、早急に多くを望まないことです。
自然に覚えてください。
あとになって自分自身に失望し、思ったほど進歩しないと思うこともあります。
しかしこれは誰にもつねに起こることです。
したがって続ける努力をすることであり、そうすればそうすれが最後には、予期していた以上のことがヨガから得られるに違いないと信じています。
自信がなくなってきたときはいつもこのことを思いだしてください。
まとめ
全般的に非常にゆっくり動くこと、意識と精神集中を充分に使うことを頭に入れておくベきです。
あなたの体に起こっている変化を観察し、確かめることが大切です。
どんなときでも無理な力を加えてはいけません。
自然とあなたの体をうまく調和して働かせますが、自然の働きはそれなりの時間がかかるものです。
あなたが傷ついた人を無理に治せないと同じように、治る機会がやってきたとしても、時間をかけて自然が治してくれます。
精神集中はスムースに、楽に行うべきで、注意力と意識の使い方も同様です。
精神集中しようと無理をしないで、自然に起こるのを待っていればよいのです。
猫が油断なく身構えているやり方を思い浮かべてみましょう。
猫は全身を働かせていますが、緊張がありません。
猫がネズミの穴を見張っている場合でも、ネズミが現れるとすぐ飛びかかれるように全身の神経を働かせて精神集中し、しかもリラックスしています。
これはあなたの注意力を自然に、楽に働かせるいい見本になります。
あなたの仕事、勉強、その他のことに応用できます。
一日中どの瞬間でも自分を観察してください。
たえず何かを学びながら充実していると、しだいに精神的にもその他の面でも能率的になり、活力に満ち、自分で自分に満足できるようになります。
しかし早急に多くを望まないことです。
起こるべきことは、時がくれば自然に起こってきますから、無理は禁物です。